花柄日記

ただの日記

バイクのおじさん越しの景色

ホーチミン5日目の朝です。

昨日は無事お部屋を借りることができまして、一安心。少し治安の悪そうな雰囲気のバックパッカー街のホテルから、動物園が近くにあるらしい、ホテルの周辺に比べるととてーも優しそうなエリアに移動してきました。

とにかく荷物をおろして安心できる場所を見つけたので、今日からポロポロと日記を書いていきます。

まずは到着した翌朝は早起きして散歩へ。言葉も分からず、食事も注文できない、道路も渡れない、道端に売っているジュースも買えない。市場にいきたいのに渡れる道だけで進んだんじゃ市場にはたどり着かない。でもどうにか、このすごい交通量の道路を渡らなくては!とモジモジしている所に、1台のスクーターおじちゃんがやってきまして。

「あ、これが噂のぼったくりスクーターだわ」と警戒心をむき出しにしていたわけですが、へんなカタコトの日本語で30,000VNDと言われ、聞いていたタクシー代くらいだったし、とりあえずぼったくられる事を半分覚悟。せっかくなら歩いては行けないなと思っていた、離れた場所にある中国人街の市場へ連れて行って欲しいと伝え向かってもらいました。

おじさんはもちろん、みんな運転が荒すぎて、ありえない量の手汗でおじさんの肩がビチョビチョに・・。「肩がビチョビチョだぜ〜」みたいなジェスチャーをして豪快に笑うおじさん。信号で止まって隣を見ると若い女の子はみんな涼しい顔で、手なんか回さないで後ろに乗ってる。くそー。いいないいなかっこいいな・・。運転の荒さと道が斜めなのこともあり、目が回る怖さでした。でも風を浴びて、思わず「ふぉー!」とか言ってしまいそうな爽快感もあり。

なんか死ぬ前に見えるという走馬灯みたいなものが見えたような気が・・。日本から気持ちよく送り出してくれたみんなの顔が順番に見えましたね。それでちょっと寂しくなり、なんで私こんな全然知らない街で知らないおっさんの後ろで、死にそうな思いになってるんだろうか・・と、不安で押しつぶされそうでした。

でも、スクーターはどんどん街を離れスピードが上がるので、最後はやっぱり、ついつい「ふぉー!」みたいな声をあげてました。どうぞよろしく!!!!(みたいな、気持ちで)

そんなことを思っているうちに市場に到着。

おじさんに30,000VNDを渡すと、案の定首を横に振るではないですか!するとおじさんは乗車前に見せてきた「今まで俺の後ろに乗って観光エンジョイした外人達」の写真が収められたフォトブックをまた出してきました。まるで同じように見えるそのフォトブックですが、乗る前には絶対になかった写真の下の赤い文字「300,000VND」

これ絶対2冊あるでしょう。手の込んだ真似しやがってこのクソジジイと思いながら、日本円にしたら1500円ほどですので、黙って払いました。もう一生乗ることはないけれど、一回くらい試しに乗ってみるのも悪くないかなと。

帰りは教え通りのタクシーで戻ってきました。ホーチミンはタクシーが安くて最高です。もう電車乗りたくない一生。中心地の移動ならだいたい150円〜300円くらいかなぁたぶん。