花柄日記

ただの日記

働かない男

こんなに毎日のんびりしていてバチが当たらないかしら?と心配になるくらい、毎日のんびり過ごしています。噂の神様ポイントも大量消化中です。(人知れずいいことをしたり、頑張った時に与えられる神様プレゼンツのポイントのことです。)

毎日6時くらいには起きて、午前中に部屋を出て、ひたすら歩いたり、どこに向かうかも分からない路線バスに乗って遠くまで行ったりして、ただ街を眺めています。暑くて汗をかくので、どうか痩せますようにと祈りながら歩いてます。それ以外の時間は扇風機をぶんぶんに回した部屋の中でネット世界を波乗りしてます。

そんな街をただ眺める日々の中で、気になることがひとつ。

昼間から道でダラダラと茶をしばいているのは男性ばかり。スクーターの上に寝っ転がって昼寝をしてるのも男性ばかり。とにかくこの男どもはいったいどーしてこんな昼間からダラダラっとしてるのか・・。食堂で滝のような汗をかいてせっせと料理をしているのは皆女性。大きなリヤカーを引いて歩いているのも女性。あのおっさん達は昨日今日仕事をなくして「仕事が見つからなくて・・」っていうわけじゃなだろうし、プロの暇人。羨ましい。

くるくる

突然ですがドライヤーはくるくる派です。

これでも一応、日々髪の毛を乾かすときはくるくるドライヤーで毛先をうちに巻いているのです。そうやってTHEオカッパはキープされているわけです。ほっておくと外に巻かれて、ちょっと元気っ子みたいな雰囲気になるので、基本は内に内に。コテを使うほど女子力は高くないので、くるくるドライヤーでくるくるっと毛先を内にして髪の毛を乾かすこと20年です。外に跳ねてる日は朝寝坊したとか寝てないとかやる気ない日ですね。

もちろん荷物にはちゃんとくるくるを入れてきましたが、もう何もかも暑くて億劫なので、こっちにきてからはエブリデイ自然乾燥。ナチュラルに外ハネ生活を送ってました。

ただ、昨日は仕事探しをサポートしてくれる人に会うので、一応内にしようかとくるくるドライヤーを出してみたわけです。電圧問題とか特に深く考えず、いや、考えるも何も、そんなこと知らなかったし。ノー対策でした。

鼻歌を歌いながら、呑気にくるくる乾かしていたら・・「熱い!」ドライヤーが燃えている・・「ギャーーー!」と、分かりやすい声をあげすぐにシャワーに突っ込みました。セーフ。髪がちょっと燃えたような匂いがして、ドライヤーの接続部分が溶けていたけど、セーフ。この家を燃やさなかったからセーフ。

 

優しいロン夫婦に最悪な日本人イメージを植えつけてしまうところだった。よかった。髪が焦げただけで。

 

優しいロン夫婦

相変わらず、メニューに写真がないお店で食事を注文すると、百発百中思ってたものと違うものが出てきて困ったもんです。

引っ越してきたお部屋はサービスアパートメントというもので、単身の外国人はだいたいこのタイプの部屋に住むもんだって不動産屋さんに言われるがままサービスアパートメントというタイプのお部屋に。基本的には普通の部屋と変わらず、バストイレもキッチンも各部屋に付いていて、家具電化製品付き、私のところは週2回のお掃除お洗濯付きで、ネット代や水道、ガス代が込み 電気代だけ別。まぁ、わかりやすくて快適です。

大家夫婦(ロンさん)とは言葉は一切通じませんが、無言で親切にしてくれます。

不動産屋さんの人によると、ロンさんは日本人の入居を大歓迎しているそうで(トラブル少ない、おとなしい、礼儀正しい、綺麗好きという点で)日本人の女の子(不動産屋さんがそう言っていました。女の子と)が入って喜んでくれているそうです。なんだか日毎に部屋のアイテムが増えていきます。椅子を買ってきてくれたり、扇風機を買ってきてくれたり、食器を何も持っていないのをみて夕方には箸やお皿やグラスを買ってきてくれました。わけがわからないので不動産屋さんに連絡して聞いてみたら、大家さんのお気持ちなので気にしないでくださいと。

このロン夫婦の無言の優しさはたまらないものがあります。言葉が通じない者同士のコミュニケーションは動物的でジェスチャー命。ありがとうございますの後には手を合わせるようになりました(わかりやすいでしょ)すると向こうも手を合わせてくれます。一度、カムオン(ベトナム語でありがとう)と言ったら、すごく笑われたので、もう言いたくないです。私がベトナム語を覚える前に、今朝はロン夫人が「アリガトウ」と言ってました。特に何もしていないのに挨拶がわりに「アリガトウ」素敵ですな。そして少し反省しました。次会ったらカムオンぐらい笑われてもいいから堂々と言おうと決めました。

バイクのおじさん越しの景色

ホーチミン5日目の朝です。

昨日は無事お部屋を借りることができまして、一安心。少し治安の悪そうな雰囲気のバックパッカー街のホテルから、動物園が近くにあるらしい、ホテルの周辺に比べるととてーも優しそうなエリアに移動してきました。

とにかく荷物をおろして安心できる場所を見つけたので、今日からポロポロと日記を書いていきます。

まずは到着した翌朝は早起きして散歩へ。言葉も分からず、食事も注文できない、道路も渡れない、道端に売っているジュースも買えない。市場にいきたいのに渡れる道だけで進んだんじゃ市場にはたどり着かない。でもどうにか、このすごい交通量の道路を渡らなくては!とモジモジしている所に、1台のスクーターおじちゃんがやってきまして。

「あ、これが噂のぼったくりスクーターだわ」と警戒心をむき出しにしていたわけですが、へんなカタコトの日本語で30,000VNDと言われ、フォトブックみたいなものを見せられそこにも30,000VNDの文字。調べて聞いていたタクシー代くらいだったし、とりあえずぼったくられる事を半分覚悟。せっかくなら歩いては行けないなと思っていた、離れた場所にある中国人街の市場へ連れて行って欲しいと伝え向かってもらいました。

おじさんはもちろん、みんな運転が荒すぎて、ありえない量の手汗でおじさんの肩がビチョビチョに・・。「肩が掴みすぎ〜」みたいなジェスチャーをして豪快に笑うおじさん。信号で止まって隣を見ると若い女の子はみんな涼しい顔で、手なんか回さないで後ろに乗ってる。くそー。いいないいなかっこいいな・・。運転の荒さと道が斜めなのこともあり、目が回る怖さでした。でも風を浴びて、思わず「ウェーイ!」とか言ってしまいそうな爽快感もあり。

なんか死ぬ前に見えるという走馬灯みたいなものが見えたような気が・・。日本から気持ちよく送り出してくれたみんなの顔が順番に見えましたね。それでちょっと寂しくなり、なんで私こんな全然知らない街で知らないおっさんの後ろで、死にそうな思いになってるんだろうか・・と、不安で押しつぶされそうでした。

でも、スクーターはどんどん街を離れスピードが上がるので、最後はやっぱり、ついつい「ふぉー!」みたいな声をあげてました。

そんなことを思っているうちに市場に到着。

おじさんに30,000VNDを渡すと、案の定首を横に振るではないですか!するとおじさんは乗車前に見せてきた「今まで俺の後ろに乗って観光エンジョイした外人達」の写真が収められたフォトブックをまた出してきました。まるで同じように見えるそのフォトブックですが、乗る前には絶対になかった写真の下の赤い文字「300,000VND」

これ絶対2冊あるでしょう。手の込んだ真似しやがってこのクソジジイと思いながら、日本円にしたら1500円ほどですので、黙って払いました。

帰りは教え通りのタクシーで戻ってきました。ホーチミンはタクシーが安くて最高です。もう電車乗りたくない一生。中心地の移動ならだいたい150円〜300円くらいかなぁたぶん。

おばけホテル

友人御一行に見送られながら、ちょっと泣いたりして(笑)6時間後にはムンムンに蒸した街につきました。

心配していた23時半到着問題ですが、空港カウンターで安全そうな会社のタクシーをお願いして先払いで安心安全で無事ホテルに到着。

でも問題はこのホテルでした。おばけ屋敷のような佇まいに震えながらチェックイン。廊下もエレベーターもマジでおばけ出るやつだという感じしかしない。不安を抱えながら、恐る恐る部屋に。チェックするほどもなく、もちろん部屋の中もおばけ屋敷。壁紙の柄やシミ、バスルームの変色したブルーとか、もう全部嫌すぎる。すぐにパソコンを広げて、wifi繋いで、youtubeでマツコデラックスの動画を垂れ流して(日常っていう感じがするから)おばけが少しでも逃げていくように、明るい気を必死に充満させることに集中。あー塩を持ってくるべきだった。なぜか「いるいらない裁判」で生き残ったヒノキの香りのエアフレッシュナーを振りまき、バスルームに洗濯洗剤を撒き散らし、持ってきたフクロウとうさぎの人形を取り出したり、あれこれしているうちに、ちょっとおばけが逃げていったような。一安心して夜の街へ繰り出しました。

やっぱり夜中に到着するのがよくないのはこういう事かもしれない。朝になって部屋を見渡したら、古いし、ピカピカに掃除が行き届いているような部屋じゃないけど、そんなに大騒ぎするようなおばけ部屋でもないなと。これからどこか知らない場所に行くときは、太陽があるうちに到着してホテルにチェックインするのがマジ大事なんですねと実感。

花柄の傘

毎日いろんな人や場所とのしばしのお別れをして、どんどん気持ちがナイーブになってきた今日この頃です。

最近は、残った仕事を必死に片しながら、私なりに頭をフル回転させて出発の準備に努めております。

そして「人の話は素直に聞く」を今月のテーマに掲げたので実行。アドバイスされたことをなるべく前向きに取り入れて、変換プラグを買いに行ったり、洗濯ネットを入手したり、お金を変換したり、地図を買ったり、大使館に行ったり、そんな感じで。

 

ひとつひとつ終わっていく感じが寂しくてもうちょっとグロッキー状態。ホームでホームシックにかかるとは。大事な人も、大事にしてくれる人も沢山いて、そのことにちょっと驚いていて、あぁ寂しい。自分で決めたこととはいえ、寂しいものは寂しい。あーさみし。

 

そんな今日は、ベトナムやらアジア圏に詳しい女たちと会って食事を。東京で今一番ホットな(笑)ミャンマー料理屋と噂の店へ。辛いスープとかモモや羊の脳みそフライを食べながら、しばらく会えなくなるので、あれこれ尽きないおしゃべりを。そして会の終わりにとっても可愛い折りたたみ傘をもらった。

なんで傘なの?ってくらい、私というやつはベトナムの雨季が長いことをあまりよく知らなくて、9月まで続く長い雨季の話をきいて、気持ちがシュンとしてしまった。こんなことも知らないで、暮らしに行こうとしてるなんて、なめてる。

晴れの国岡山へ胸を焦がしながら、帰宅。

とにかくあと一週間。大事に大事に過ごすんだ私。

ひとまかせ

かなり余裕をぶっこきながらベトナム行きの準備をしているわけですが

今回のベトナム計画のありとあらゆる相談をしているのは、人材派遣会社の海外ベトナム担当の女性。仕事のことや生活のことも相談に乗ってもらい、正直おんぶに抱っこのお任せっぱなしでここまで来たわけです。

昨日も電話で必要書類のあれやこれやの話をしていたら、そんなの聞いてない!知らなかった!みたいなことの連続でちょっとのズレだった話が、最後には取り返しのつかないズレになっているという恐怖!

参ったなぁ・・本当にベトナムで暮らすことなんてできるのかなぁ・・なんて弱気なことを思いながら反省を。私は本件に関して問題がクリアできるなら多少のグレーゾーンに突っ込んでいく覚悟はあれど(自分のことなので・・)、清く正しいベトナム移住計画のサポートという仕事をしている彼女に、私の当たり前をなすりつけちゃダメだよな。もっとスレスレな方法教えてよ!ってほうが無理があるわけで・・。

 

なんでこんな事すら今日まで自分で調べてこなかったんだろう??というような調べごとやら、準備やらをやっとはじめました。人間いつも崖っぷちに立てよって言うのは、こういう事ですね。ほんと。

 

まじで出発日までに準備物間に合うか心配!

急に心配がいっぱい。ややこしい事がいっぱい。

あー、もうベトナムなんて言うんじゃなかった。

沖縄の離島とかに行き先変えたい。

めんどくさいことを放り投げて、目覚ましかけないで眠ってしまいたい。